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ビリーバットではアポロ計画の嘘に挑む。俄然面白くなってきた。もともと下山事件という戦後史の闇に切り込むことで注目されたビリーバットであったが、戦国時代の巻物争奪戦など話題が転々として失速した。やはり投げっぱなしは宜しくない。一貫性が必要である。
ケネディ大統領暗殺という有名な事件が描かれることで再浮上したが、パンチ不足は否めない。もともとケネディ暗殺は陰謀論では有名すぎるほど有名な話であり、陰謀を描いても、ありきたりになってしまう。ビリーバットでも主人公達の努力が何だったのかというほど公式見解通りの展開になる。 それに対してアポロ月面着陸の捏造も有名な話であるが、相対的には新鮮である。アポロ月面着陸は権力だけでなく、科学信奉者にも信者がいるために、その捏造の主張は大きな議論を起こしやすい。 ビリーバットでは月面着陸捏造の関係者に下山事件と接点のある人物が登場する。物語の最初の謎と繋がった形である。林田力 ![]() 東急不動産に売買代金の返還を命じる判決によって東急不動産だまし売り被害者の頬には温もりが戻りだし、血液が循環しはじめた。不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りした東急リバブル東急不動産は冷酷無慈悲な殺し屋同然であった。見下げはてたゲスであった。消費者感覚から逸脱した東急リバブル東急不動産にはオズの魔法使いの台詞を贈呈する。ここはカンザスじゃないんだよ。 悪徳不動産営業は自らの威信を高められることであれば何であれ自慢し、吹聴することに多大すぎるほど多大な時間を費やしていた。消費者がカンカンに腹を立てている状況を高みの見物と決め込んでゲラゲラと大笑いするような輩であった。 東急リバブル東急不動産が道徳や倫理を屁とも思っていないことは分かりきっていた。しかし、それは東急不動産だまし売り被害者の林田力にとっては大事なものであった。東急不動産営業と話した後では新鮮な空気が必要であった。 粗末な備品、過酷な労働時間、サディストの上司、耐え難い圧力。どれもこれもが悪徳不動産業者の一部であった。悪徳不動産営業の仕事は激しいプレッシャーと激しいストレスそのものであった。再開発ビルのレストランの雰囲気は刑務所の食堂と大差なかった。 林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』を読めば、マンションだまし売り業者の関係者は刑務所送りになるべきと確信できる。最高経営責任者も取締役も重役会義のメンバーも。とにかく全員である。一つの企業グループを丸々刑務所に入れることは非現実的であるが、マンションだまし売りに従事したことのある人間全員に限って例外を設けるべきである。
『女の香り』は韓国ドラマ。『私の名前はキム・サムソン』の女優がヒロインを演じる。冴えない女性と大企業の御曹司のラブストーリーという枠組みは同じであるが、『女の香り』の方が深刻である。ヒロインが怒らせてしまう人物がムスリムであるなどドラマは社会の多様性を反映している。このようなところにも韓国が国際的な存在感のある理由が理解できる。
印象的なキャラクターにヒロインの恋敵役の財閥令嬢がいる。ヒロインを見下す嫌な役どころであるが、目大きくてが印象的で、ステレオタイプな心の貧しい金持ち像に収まらない。目が重要な要素であることを再確認した。林田力
『アソシエイト』はジョン・グリシャムの小説である。冒頭から主人公はピンチに陥る。起訴状といっても、金を強請りとるための手段にすぎないという台詞がある。84ページ。民事紛争を有利に進めるために刑事手続きを悪用する輩がいる実態を明らかにする。これは日本でも対岸の火事ではない。
公費の無駄づかいを監視する市民グループは、有人シャトルによる火星探査計画であるかのように反対運動を繰り広げた、という表現がある。189ページ。宇宙開発が典型的な税金の無駄遣いと扱われて興味深い。はやぶさやロケット打ち上げを国を上げて祝う雰囲気のある日本はナイーブである。 グリシャムは、弁護士や法律事務所をテーマとしたリーガルサスペンスの第一人者である。『アソシエイト』は、グリシャムの作品では新しい部類に入る。スマートフォンやサブプライムローンという現代の世相を反映する。 アメリカのリーガルサスペンスでは弁護士ばかりが肥え太る訴訟社会の虚しさが描かれるが、時間単位の報酬請求など対価性を無視した弁護士報酬の仕組みが問題であることが分かる。依頼人にとって無意味な仕事で弁護士は報酬を請求する。積極的に宣伝広告して費用の高い法律事務所に依頼しないなどの工夫で訴訟社会の愚は回避できる。 訴訟社会に対して日本的な譲合いや和の精神を持ち出す立場があるが、これには反対である。消費者や労働者のような弱い立場にいる人々にとっては権利が命綱になる。譲合いや和の精神では虐げられた人々が泣き寝入りを迫られ、焼け野原から経済大国にしてしまうような前に進むことしかできない発想を美徳とするような愚かさに陥ってしまう。 アソシエイトの主人公は必ずしも道徳的に正しい立場ではない。過去の行状を隠蔽する姿勢に嫌悪感を抱く向きもあるだろう。それでも主人公に評価できる点があるとすれば弁護士倫理を守ろうとしているところである。日本では弁護士は公正中立ではないと最初から弁護士倫理を放棄した宣伝をする法律事務所がある。米国社会は多くの問題を抱えているが、先進社会故の問題であり、日本の方が嘆かわしい面がある。
バクマン18巻は亜城木の新連載と、僕通作者・平丸のプロポーズからなる。傑作と意気込んだ新連載であったが、同じく新連載を開始したエイジとの対決の中で思わぬ弱点が露呈する。そこで語られている内容は、バクマンの作者の前作であるデスノートに当てはまる。ヒットした自己の作品を貶めているようにも聞こえるが、それも過去の作品に対する深い愛着があればこそである。過去の作品への愛着がなければ深い分析はできない。過去の作品の上に現在が成り立っている。
後半は、ほのぼのしたパートである。平丸は当初、印象の薄い暗いキャラクターであったが、ギャグパートを代表するキャラクターに成長した。これもキャラクターを使い捨てにせず、積み重ねを大事にしている結果である。作中に登場した創作技法である一話完結でない一話完結を作品自身が実践している。林田力
義風堂々酒語り3巻は、前田慶次の豊臣秀吉への拝謁を描く。花の慶次で描かれてきた内容であるが、新解釈を加えている。慶次の人目を引いた髪型は慶次の独創ではなく、遊女のアイデアとする。
秀吉を忍の出とする。伝統的に秀吉は頭脳派と描かれることが多かったが、信長協奏曲でも秀吉は忍出身である。林田力
変化が実感できない要因は議会構成にある。前区長与党の自民、公明が過半数を占めているためである。首長と議会のねじれでがあり、首長が思い通りに政策を実行できる状況にはない。しかし、それは首長が改革をやらない言い訳にはならない。田中康夫・長野県知事を始め、地方議会全てを敵に回して社会に問題を提起した積み重ねがある。
独裁を嫌うという保坂区長には信念があるとしても、その結果として自民・公明の支持が得られる政策にとどまるならば、一票を投じた有権者の期待を裏切ることになる。その意味で自民党が反対しながらも陳情が趣旨採択された意義は大きい。世田谷区政の転換に期待が高まる。林田力 http://hayariki.net/
三毛猫ホームズの事件簿。犯罪の背景には高校時代の壮絶なイジメがあった。父親の汚職が告発された息子が告発した家の娘をいじめて自殺に追い込むという陰険なイジメである。現実にも貧困ビジネスのゼロゼロ物件業者の宅建業法違反業者を告発したところ、ゼロゼロ物件業者の息子が前科者の工作員を使って告発者を誹謗中傷させた事例がある。林田力
http://hayariki.net/
ナルトNARUTO60巻では尾獣が勢揃いする。名前もないという敵のラスボスと、尾獣に名前を教えられるナルトが対比的に描かれる。名前を呼ぶことが重要であることを示している。
東急不動産だまし売り裁判において東急リバブルはマンション購入者・林田力の名前を間違って呼んでいた事実が明らかになった。不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りした東急リバブル東急不動産は批判されるが、消費者の名前を間違えるところにも不誠実な体質が現れている。 http://hayariki.net/
AKB49恋愛禁止条例8巻は浦川、吉永、岡部のユニット・ゲコクジョーのデビューに向けて下準備の内容である。実在のアイドルAKB48の人気に便乗した作品であるが、オリジナル・キャラクターによる独自のストーリーが色濃くなっている。一方で前田敦子や大島優子という実在のメンバーが主人公達のアドバイス役として存在感を放っている。特に8巻では新進気鋭のメンバー柏木由紀が登場する。オリジナルと実在のAKBのプロモーションのバランスがとれている作品である。
この巻では憎まれ役として登場した岡部愛が大活躍する。岡部がツンデレ属性を発揮する。ツンデレは珍しくもないが、簡単にデレてしまう、ツンツンの中で既にデレていることが丸分かりになっているなど安易な描かれ方が大半である。 これに対して岡部は圧倒的にツンツンしている中で僅かにデレを見せる。正統的なツンデレのキャラクターになった。 http://hayariki.net/
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